.jpg)
軟口蓋過長
大きなイビキをかく・興奮すると喉(鼻)をブーブー鳴らして呼吸が苦しくなる(elongated soft palate)について
軟口蓋というのは、硬口蓋から伸びる口蓋骨のない軟組織です。咽頭蓋の上部にあります。
普通の大きさの頭部の犬では、長さが約6cm、幅が3cm程度です。軟口蓋が普通よりも長いと、喉の気道をふさぐので、呼吸困難を起こさせることがあります。特に極端な短頭種の犬では、この軟口蓋が長ければ、気道が塞がれることがあります。寝ているときに大きなイビキをする犬、興奮したときに激しく喉をブーブーと鳴らして呼吸困難になる、などの症状がみられます。でも、重度の気道閉塞がなければ、呼吸障害を起こすことは希です。
キャバリアよりもっと短頭種で多くみられ、その症状も厳しい傾向になりますが、キャバリアでも軽度のものはよくあります。イビキ程度で激しい呼吸障害を起こすことはありませんが、興奮時、特に運動をしている最中より、吠えようとする時に起こることが多く、激しく呼吸困難に陥りそうなときは、ピタっとふさがっている喉を、口を開けさせ、指で舌を下に押さえて、空気が通るような緊急処置をします。何度かこれをすると呼吸が元通りになります。重度の軟口蓋過長では、過長部を外科手術で切除できます。
坂井由紀
![]()
cavalier@cavaliernet.com