避妊・去勢に関して (1)

シリーズvol.1, 健康に関すること <避妊&去勢に関してーその1>
1997年5月5日
●避妊手術でどんな風に変わるの
牝犬を譲ってもらうにあたって、先住犬の牡犬と血縁関係が近いためではなく、ラインを守るために必ずを避妊手術を受ける約束をしています。
2匹を譲っていただいたブリーダーさんから、初めてのシーズンの直前がいいとお聞きしたのですが、牝犬の最初のシーズンの時期について、キャバリアの仲間に尋ねたところ、早い子では6か月でシーズンを迎えていました。
また、早々に手術をしてしまったために、お腹にしこりが残ってしまった子がいるとも聞き、手術のタイミングの難しさに困っています。
シーズンの直前を知る方法があるなら教えてください。
「避妊手術について」・・・かなりでっかいテーマなので、私なりにちゃんとコメントしようと思ったのですが、ちょっと時間がとれなくて、とりあえず他から持ってきたものを貼り付けてみました。これはアメリカのGloria Dittemann (ゴールデンレトリーバークラブオブアメリカ・オンライン大衆教育委)さんが書かれたもので、HPにも載せている記事からの抜粋です。「避妊の考え方」を書いた記事でしたが、その考え方に付いての正否は別件として、ここに書かれている事例での記載はとても参考になる思いました。
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避妊手術は、性ホルモンが引き起こす悩ましい問題行動が生じることを防ぐ助けにもなりますし、健康維持にも役立ちます。なにより愛犬がこの忌まわしいペットの人口過剰問題の一因になることは決してないのです。性成熟前に不妊手術をすることは、生殖器の癌の発生を永久に避けることができます。これらの癌は、性成熟後に性ホルモンによって引き起こされるのです。ですから早期の不妊手術はこれらのホルモンの分泌を防ぎ、その種の癌が発生することはありません。今日癌はすべての純血犬および雑種において主要な死因となっています。癌の中でも、生殖器の癌(牡であれば、ペニスや睾丸、前立腺の癌、牝であれば、膣や卵巣、子宮、乳腺の癌)は最も頻度が高く、命にかかわる可能性が高いものです。また生殖器の癌は最も頻度が強く、治療が難しく、費用がかかり、そして死に至ります。
そして生殖器の癌は早期の不妊手術によって完全に防ぐことのできる癌です。また早期の避妊手術は、癌だけでなく、子宮の病気や前立腺の病気のリスクを減らします。避妊手術をした牝はもう二度と、膣脱や子宮脱、子宮蓄膿症、子宮内膜炎、乳腺炎、子宮の感染症などの多くの命をおびやかすような生殖器系の疾患にかかる心配がありません。犬種の向上を目的にブリーディングしているブリーダーは、自分達の犬がこのようなリスクを背負っていることを理解しています。そして自分が愛する犬種を向上させていくために、将来自分の犬に起こりうることの覚悟をしています。しかし多くのペットオーナーの方は、一度将来愛犬に起こりうるリスクを理解すると避妊手術をすることを選びます。これは責任ある行動だと言えます。
このような健康面でのメリットと同時に、早期の避妊手術は、とても良く生じる性的な原因による望ましくない問題行動を避けることにも役立ちます。これは牡の場合では自分より目下のもの(例えば近所の子供やあなたの子供)へのマウンティング(これで子供に怪我をさせてしまうことがある)、縄張りへのマーキング(家のソファーやベッドにも行う時もある。一度家具についたら、その悪臭を取り除くのは難しい。)他の犬、場合によっては人間に対して向けられる縄張り意識からの攻撃性、逃走欲の増加(避妊していない牡犬や牝犬はしばしば放浪したがります。牡犬は1マイル離れた所にいる発情中の牝を求めて行き、その牝を得るためにはどんなことでもします。発情中の牝犬は牡犬を求めて遠くにでも行きます。)などがあります。もし30キロも40キロもあるような大型犬なら、フェンスを壊し、庭を荒らし、他の犬(縄張り意識による攻撃性が強いならなおさら)や人間ですら傷つけることにもなるのです。(子供にマウンティングしようとして子供を前足で抱え込み、その時爪で傷つけたり、噛んだりすることもあります。)
牝においては、性ホルモンが原因でおこる問題行動は、神経質になったり落ち着きがなくなったりすること、(これは発情6週間前から始まるようです。私の友人のドッグトレーナーは「牝犬は発情期には脳みそがフロリダに行ってしまう」と言います。)他の犬、場合によっては人間に対して向けられる縄張り意識からの攻撃性、(自分の縄張りにマーキングする犬もいます。)逃走欲の増加などがあり、また膣や子宮の感染症によって問題行動を起こすこともあります。加えて牝犬は発情期には陰部からの出血があります。これは通常7ー9日続きます。そして発情が始まったら3週間はたとえ一分でも牝犬を外に放してはいけません!あなたは自分の家の敷地内でもリードなしで散歩にいけないでしょう。見知らぬ犬がフェンスを越えて侵入してこようとするかもしれません。なぜなら、あなたの家の周囲半径1マイルの中のすべての去勢されていない野犬を引き付けているのですから。出血で部屋を汚さないための生理帯もありますが、多くの犬はそれをはくのを嫌がりますし、はいても食いちぎってしまったりします。そして交尾してしまってから初めてそれに気が付いたということになるのです。しみ抜きを使って掃除しながら発情が終わるまでじっと待つ以外に打つ手はありません。
避妊手術をしていない犬を室内で飼うにはこのようにたくさんの大きな問題が伴います。もし愛犬がショーとかに出していなくてコンパニオンとして飼われているなら、早いうちに不妊手術をすることは賢明で責任ある選択だと思います。それは犬のためであり、飼い主のためでもあるのです!私は率直に言って、私達愛犬家すべては、自分のエゴを捨てて、この国のペットの人口過剰問題について考え、伝えていく義務があると思います。良識のあるペットオーナーは不妊手術をするのです。
以前お話しましたように家の子は4歳の時に避妊手術を受けています。結果論ですが、良かったのではないかと思っています。
でも、これがすべてのキャバリアに当てはまるかと言ったら、そうでないような気もします。私が出会った獣医さん達の意見も真っ二つですので難しい問題です。
あくまで私個人の考えですが、牝犬にとって自然なのは定期的に子供を産む事で、避妊をしない事ではないのではないか、です。ただ避妊することによって、アレルギ−がでたり、アレルギ−がひどくなったりのデメリットもあるようで、ゼッタイにこっちとは私からは言えませんが・・・
我が家の愛犬が避妊して変わった事。
○食い意地が張ってきた。
これはたぶん性欲がなくなり全部食欲にいってしまった為だと思います。
避妊直後は少し太りましたが食事の量をコントロ−ルする事で太り過ぎを防いでいます。
○よく遊ぶようになった。
仮想妊娠から開放されて過度のストレスがなくなったためでしょうか・・・
○アレルギ−が少しマシになった。
以前はもっと毛がなかったんです。
あまりに重いテーマで、発言するにも慎重になってしまう「避妊」に関する様々なご意見、興味深かったです。我が家の牝犬も五ヶ月半になるところですから、もうそろそろ初めてのシーズンですよね。色々なご意見があるようですが、私の愛犬がお世話になっている獣医さんは、もし手術するとしたら最初の発情が終わって、次がくるまでの間がベストタイミングとおっしゃってました。あまり早いと脱毛したりするとか...二回以上発情を迎えると、手術をうけていない犬と同じ位の確率で子宮蓄膿症等の病気になりやすくなる...とのことでした。
何が正しいとは決められないですね。犬が幸せになってくれるには、どの道を選択したらよいのか...家は、交配しないのなら避妊させようという方向に傾きつつあります。複雑な心境です。
本当のところは、最終的に愛犬が病気にもならず、長生きさえしてくれれば、どちらでもいいんです。避妊させてもさせなくても、どちらにしても何かしら問題がおこるのなら、避妊する事によって健康を保てるという声を信じてみようと思います。
私のケースをお話します。最初に日本犬の牡を飼って、次にキャバリアの牝を飼ったので、犬種は違うけど牡と牝を飼うというケースに似た状況でした。どっちにしても日本犬は犬種が犬種なので、去勢は飼い主の責任だと思っていたし、キャバリアは女の子を飼って繁殖したいと考えました。最初のキャバリアは、すでに繁殖が終わってもう2年半にもなりますが、繁殖が終わってからでも避妊すべきか、このままにしおこうか・・・という問題で、私は後の方を選択しています。何度か出産経験があると、経験のない牝犬に比べて確かに婦人科での病気は罹りにくいとはいえ、ゼロじゃありませんけれど。
アメリカなどではブリーディングを終えた壮年期の牝犬でも、ちゃんと避妊することが多いそうです。でも私はそうせず、もしこの子が何か婦人科の病気になったら私の責任かなーとは思ってますが、避妊していません。何度か出産経験がある牝犬はそうでない牝犬と比べ婦人科系の疾患になりにくいというデータと、できるならメスをいれたくないという想いからです。
最初から繁殖を考えていない牝犬の飼い主さん、あるいは牡犬の飼い主さんでは、どっちを選択してよいのか悩まれる方が多いかもしれませんね。私がそういう立場だったら・・・・どっちを取ったか、わからないです。
お産が1回だけでは関係ないみたいだけれど、2〜3回お産をした牝犬は婦人科の病気にはなりにくいってことです。それで、私の頭には「家の状況では避妊を考えなくてもいいだろう」ってことで、なんとなく処理していました。でも、みなさんのメールを読ませていただいたり、またキチンとしたブリーダーさんは後の憂いのないようにという配慮から、繁殖の終わった牝犬もちゃんと避妊をするというお話も聞きました。
また、キャバリアという犬種は、やはりどうも心臓が弱いと言えそうです。たとえ遺伝性の僧帽弁閉鎖不全にならなくても、ある程度の年齢になってくると、老人性として心臓が弱ってくるという話をよく聞きます。老人病として心臓が弱ってくるのは、他の小型犬にも同じように言えることかもしれませんが、それにしても、はっきりそういう傾向があるなら、まだどこも悪くない時に考えておいてあげなくては・・・・と、う〜ん、ホントにいろいろ考えさせられてしまっています・・・
私のところもたぶん、繁殖を終わった子には避妊をという方向で考えてみようと思っています。
MLには、去勢・避妊手術を最近された方がたくさんいらっしゃるのですね。なんだか、心強いです。その時の事、いろいろと教えて下さいませんか?。
うちの牝犬は3回もお産をしていますが、産後の回復を待って、近々避妊手術をするつもりです。私も夫も、過去に飼って来た犬にもさせた事がなく、避妊手術をさせるのは初めてなんです。牝の蓄膿症もなった時に手術すればいいと考えていましたし、私に対してボスの座を狙って来た牡犬も、去勢でおとなしくさせるのではなくて、訓練で押えました。
つまり、手術は飼い主の力を越えた時にするものだと思っていました。でも、そんな考えが変わる事になった原因がありました。例え若年性の弁膜症は発症しなくても、年をとるとすべてのキャバリアが心臓が悪くなってきやすいという事と(もちろん心臓が悪くなるのは確かとしても、だからといってすべての子が深刻な問題になるとは限らないですが)、キャバリアの事をもっと考えたかったのですが、犬では参考になる事が少なかったので、心臓疾患を持った小児への看護について勉強をしてみた事です。
手術そのものを受ける体力がなく、手術が出来ない小児もいるそうです。それをキャバリアに置き換えると、もし、心臓が手術に耐えられなくなった時に蓄膿症になったら! ?、という事を考えました。私のホームページは今アップしながら、記載に間違いがないかチェックをして頂いている段階なので、まだアドレスは流せないのですが、心臓病が多いキャバリアという犬種を飼う飼い主の心構えや、この素敵なキャバリアという犬種を上手に飼って上げるには、という事をホームページで模索しています。
6ヶ月になったばかりのブレンハイムの女の子と暮らしております。今、避妊手術をすべきかどうか悩んでいます。
日本獣医畜産大学の獣医臨床病理学教室のサイトで、乳腺腫瘍の解説に以下のような記述がありました。
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犬の腫瘍で圧倒的に多いのは乳腺腫瘍である。犬の乳腺腫瘍の発生頻度は10万頭につき198.8頭でとくに牝犬の腫瘍としては最も多い(全腫瘍の半分)。
・・・中略・・・
予防法としては早期の避妊がある。・・・すなわち、最初の発情までに避妊手術を受ければ乳腺腫瘍の発生は非常に少なくなると言われている(危険度はふつうの犬の1/50にも下がる)。また最初の発情をむかえても、2回目の発情をむかえるまでに手術を受ければ減らせる(危険度はふつうの犬の1/3に下がる)。
避妊手術は、乳腺腫瘍以外にも、子宮や卵巣の病気も予防し、発情期に発生するさまざまなトラブルも防止でき、精神的にも行動的にも安定した最良の家庭犬をつくるので、犬の長寿と健康を望むなら、是非とも早期の避妊手術を行った方がよい。
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これを読んで、当然我が子にも健康に長生きしてもらいたい私は、よし!最初の発情前に避妊手術をするぞっ!と、一旦決めたのですが、獣医さんにご相談したところ、上記の内容はもちろんご存じの上で、
「性も生きる喜びのひとつですよ。シーズンに牡に会うと、犬だってワクワクするものです。人間は子供を産まないからといって、避妊手術はしないでしょう?」
とおっしゃったので、また迷いはじめてしまいました。本当に避妊手術すべきなのだろうか???・・・と。
みなさんはどのようにお考えになりますか?是非お聞かせください。
お気持ち、お察し致します。
まず、私の考え方からお話させて頂きますが、私は「繁殖を考えていないなら避妊させた方がよい。」という考えの持ち主であります。何故なら、やはり様々な病気の予防になるというデータを信じ、この子にとってプラスになるに違いないと思うからこそであります。我が子の身体にメスが入るなどという恐ろしい光景を想像しつつ、その先に明るい未来があると思うからであります。
5ヶ月頃、かかり付けの獣医さんに避妊手術についてお尋ねした所、「最初の発情を迎えてから次の発情がくるまでの間に手術するといいですよ。」というアドバイスを頂きました。あまりに早期に行うと脱毛してしまったりする事があるし、一度発情を迎えさせた方がバランスがとれてよい。という様な事もおっしゃっていた様に記憶しています。
色々な考え方があると思うのですよ。その獣医さんと同じ様なお考えで、繁殖を考えていなくても自然のままにさせている方もいらっしゃると思います。
最後に、「生きる喜び」というテーマについてですが、やはり私が何より大切だと思うのは、健全さです。犬も人も、健康であってこそわくわくしたり心から楽しい!と思えるのではないでしょうか。健康であってこそ美しく輝けるのではないでしょうか。これは、あくまでも「何が自分にとって愛犬にとって一番大切か」という問いかけに対しての、私個人の価値観でしかありませんが。
どうぞ、できるだけ多くの方のお話に耳を傾けて、できるだけ情報を集めてみて下さい。その先に、多分信じていくべき道を見つけられるかと思います。

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