シリーズvol.5, アクシデント <キャバリアが突然他の犬に襲われたときの自衛法>
1997年4月7日
●襲われた時の自衛法/その1
犬に襲われた時の自衛の手段をいくつか書いてみようと思います。
まず、襲って来た犬と自分の犬を分けようとするのは難しいので、もしそこが住宅街などで、家のブロック塀など、なんでもいいのでとにかく高い所があれば、愛犬をそこに乗せてしまいます。余程の大型犬でない限り、届かないでしょうし、届きそうならそこにわって入ります。届きそうだとしても、まずは大きな危険は去ったのですから、落ち着いて、襲って来た犬の首輪を後から持つといいと思います。その犬の力はすごくても、50キロ程の重りに繋いだら動かせるものではありませんから、落ち着いてさえいれば首輪を持ってその場にとどまっていられるはずです(あっ、私の体重をバラしてしまった!恥ずかしい!!骨太なんです、私)。
そんな時の犬は案外、後から首輪を持っている人には注意をはらわないものです。正面から追い払おうとすると、噛まれる危険が高いし、襲ってくる犬の動きも止められません。尤も、後から首輪を持ったとしても絶対に危険はないという事はないので、どうするかは飼い主さん次第ですが。
それから、運悪く、愛犬を乗せられるような高い所がない時は、愛犬に「待て」がしっかりと教
えてあると役に立ちます。愛犬に待てと命令して、襲って来た犬の首輪を後からつかんで、愛犬のそばから引きはなし、その犬の飼い主が来るまで、襲って来た犬を愛犬から少し離れた所で持って待つといいと思います。この場合、「待て」が出来ないと愛犬がどこかに行ってしまう事もあるので、うまくいかないかもしれません。そして、襲ってきた犬が、もし、飼い主が一緒でないようなら、ベルトでも靴紐でもなんでもかまいません。その犬に結んで、どこかに繋いでしまいましょう!。そして、まずは、愛犬を家に連れて帰りましょう。もし、お優しい方ならその後戻って行かれて、その犬の飼い主さんを探してあげるのもいいかもしれません。

●襲われた時の自衛法/その2
私は自転車で散歩する公園に行く為、いつも傘を自転車に挟んでいます。幸いまだ出番はありませんが、いざという時武器にするためです。
例えばもし知り合いの犬が襲われたとしても、自分が犬を連れていたら助けになんか行かれないですよね。ですから私は自分の犬は自分で守ろうと思っています。

●襲われた時の自衛法/その3
私は、犬はわざわざ恐いものには向かっていかない動物だと思います。だから、棒などを持っていたり、棒をシッシッと振る事で追い払える犬が多いと思います。でも、人が棒を振り上げたりする動作には犬は反応する事もありますし、愛犬に襲いかかって来た犬をたたいたりすると、たたか
れた犬は、予測しない自体に追いつめられたと感じ(自分が襲って来たくせに!)、こんな時、本当は臆病なくせにわがままいっぱいに育ったような犬など特に、恐さのあまり狂乱して人に対しても何をするか分かりません。
追いつめられた(その犬自身がそう感じた)犬は、本当に恐いです。私が住んでいるのは田舎ですから、大きさはせいぜい中型犬程度までの雑種が多いのですが、都会では大型犬も多いので、余計恐いですね。私はまず襲って来た犬の首輪をつかむ努力をします。私がその犬の首輪を持っている限り、愛犬には手を(口を)出せないからです。

●襲われた時の自衛法/その4
(これは北海道犬を連れていて、他の犬に襲われそうになった時の話なので、キャバリアのときとは様相が異なります)
前に1度だけ棒を使ったことがあります。そのときは、いつもは持っているステッキを持ってな
くって、木の枝で代用しました。愛犬と近くの山に入って行ったとき、ノラの群に出会ってしまいました〜〜〜〜〜〜〜!その群のボス犬が愛犬に襲いかかろうとしてね、そのとき私の思ったことは、「明日の新聞やニュースに載るかも・・・」でした。
犬って一旦牙を剥いたら、引き返せない線っていうのがあるんですってね。2〜3m以内の至近距離で、相手を脅そうとして唇がまくれあがるくらいに牙を剥いてしまったら、その犬はもう後には引けないそうです。愛犬はいつものように少しうなだれてじっとしていたけど、相手のボスが勝手に引き返せない戦闘態勢に入ってしまって・・・もうダメだ!と思った瞬間、真横でリードを持って立っている私にも聞き取れないくらい低い声で、愛犬がウ〜って唸りました。その唸り声をきいて、群のボス犬の様子が、少し変わりました。もう引き返せないけど、そのまま突っ込んでいくのをためらっているような・・・そして眼の端で、私の持っていた木の枝を、チラっとみています。それで私は、このボスは私にうまく納めて欲しがっていると気づいて、持っていた枝をヒュッと愛犬と反対の方へ投げたの。そうしたらボス君は猛然とその枝に突進して行って・・・その間に私と愛犬はスタコサッサと他の犬を刺激しないように引き上げておしまい。
いっぱい書いたけど、その間の時間はたぶん何十秒かの一瞬のできごとだったと思う。私の勝手な想像かもしれないけど、ボス君は率いている群の手前、一旦剥き出した牙をしまう訳にはいかないし、かといって愛犬とまともに戦うのもイヤだと考え、私に自分の面目が保てる方法で丸く収めてくれって枝を示して訴えたような気がするの。彼はきっとこのボス犬は百戦錬磨で、ボスとしての面目と、アホな戦いを避ける賢さを持った犬だったような気がします。
犬って元々集団生活をするのだから、強い犬も弱い犬もそれなりの方法で、集団の中でうまくすごせる処世術を身につけていると思います。そういう基本的なことは、母犬や兄弟姉妹犬と一緒に過ごす極く幼い赤ちゃんの時期に、身に付くものと思います。ところが、母犬や同胎犬と過ごしていろんなことを学ぶ時期を持たずに早々に引き離されて売られたり、あるいは生まれてすぐに兄弟や母犬が亡くなって1匹で育ったり、次の環境で社会性のない飼い主さんに飼われたりすると、挨拶どころか、犬種によっては出会い頭にガブっという犬になってしまうことがあるのでしょうね・・・

●襲われた時の自衛法/その5
私は、首輪をしていない犬が飛びかかって来た時のために、ポケットには余分にリードを入れている事が多いです。他の犬が襲いかかってきたときのそのリードの使い方は、短めに端と端を両手で持って、縄を短くして、縄飛びをする時のように相手の犬の首に引っかけて、後から持つためです。それで、なかなか飼い主が来ない時は、そうして持ちながら、リードには持つために輪になっている所がありますが、その輪に金具のついているほうを通します。そうすると、金具のほうが持つほうに来ますが、首輪につないでいるのと同じようになります。
傘なども、愛犬の後をついて来て取り囲まれそうになった時など、犬を追い払う時に便利だったりして(放し飼いの犬って案外用心深い犬も多いし、シッシッと傘などで振るともうついて来ない犬も多いですよね)、未然に防ぐ事に役に立つかもしれませんね。でも、もし、本当に噛まれてしまったら、棒などでたたいても、はたして女の人の力では撃退出来るかどうか、私には疑問なんです。愛犬を襲った犬の矛先が飼い主に向くだけかもしれませんし、それはなくても、撃退出来なければ愛犬に続けて噛みつきに来るか、または噛みついて離さなかったり。でも、一頭ならともかく何頭もの犬に同時に襲われたら、理屈も何もなく、とにかくやれるだけの事をするしかないですよね。
それから私がもし護身用に何かを持つとしたら、100円ライターです。犬って、動きながら、パッ、パッと噛む場所をかえる犬が多いので、私は襲って来た犬が一頭ならとにかく相手の犬の動きさえ止められればなんとかなると思い、相手の犬の首輪をつかむ努力をします。でも、一度噛みついたら離さない犬もいるので、そういう犬にはライターの火を鼻に近づければ、どんな犬でも離します。

参照/突然犬に襲われる/そのケース
参照/攻撃性のないキャバリアのキャラクター

cavaliernet@mx5.tiki.ne.jp
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