飼う犬を決める


はじめに

犬を飼うにあたっては、MIX犬を飼うつもりでも純血種を飼うつもりでも、どんな犬がいいか時間を取って調べてみるべきです。

MIXを飼う場合なら、「ラブラドールのような感じの犬」とか「テリアのような犬」というふうに心に決めておくと、子犬を選ぶのはより簡単になるでしょう。

また、いろいろ調べることにより、犬についてもっと深く知ることができるでしょう。

もし飼いたい犬種が決まっているなら、とにかく一度その種類の犬を実際に見てみるといいでしょう。

その結果、想像していたのとは全然違うと感じるかもしれません。

その犬種の良いことだけでなく悪いことも知ってください。

そして本当にその犬種があなたに相応しいかどうかを良く自問するべきです。

犬の種類は400以上ありますが、どの犬種も、「どんな人にも向いている」わけではないのです。


犬を探す時自問すべきこと

  1. どんな大きさの犬がいいでしょう?
    「ちょうどいいサイズ」は人によって違います。10キロくらいの犬がちょうどいい人もいれば、30キロの犬がちょうどいいと感じる人もいます。

    コッカースパニエルくらいのサイズの犬がいいですか?シェパードのようなサイズがいいですか?

  2. 犬を飼うスペースはどれくらいありますか?
    これは1)の質問と関係していますが、スペースの大きさに合わせて犬の大きさを決めなくてはいけないというわけではありません。

    まめに十分な運動をさせてあげれるなら、小さな室内のスペースでも大型犬を飼うことは可能です。しかし、もしとても小さな家でニューファンドランドを飼うなら、家の中のあいているスペースはすべて犬のために使わなくてはならなくなるでしょう。

    一方で、超大型犬というのは、定期的に運動に連れ出せば、家の中ではとても大人しくしています。ニューファンドランドはリビングルームの敷物全体を占領してしまうかもしれませんが、とても活動的な小型犬−たとえばジャックラッセルテリア−より手がかからないかもしれません。

  3. どのくらい運動させれますか?
    ほんの短時間の散歩で十分の犬もいれば、毎日何時間も走らせなくてはいけない犬もいます。あなたがどのくらい運動に時間を費やすことができるか正直に自問してください。

    あなたの毎日のスケジュールと体力について検討してください。活発な犬が欲しいのだけれども、毎週70時間も仕事のスケジュールが詰まっているなら、活発な犬は諦めてください。

    週末は十分運動させてあげれるとしても、あなたが犬の運動の時間が取れないウイークデーの間は、きっと犬は寂しい思いをし、ストレスで破壊的になってしまうかもしれません。

  4. どこで飼いますか?
    犬は家の中で飼うべきだし、ちゃんと運動に連れ出してやれば室内でもとてもうまくやっていけると多くの人は考えています。

    もし一日の大半を外で過ごさせるつもりなら、あなたの地域の気候に合った犬種を選ぶべきです。暑さにとても弱い犬種もいれば、寒さに弱い犬種もいます。

    完全に外で飼うのなら、相応しい犬舎(ドアや屋根があり、必要ならヒーターを入れます)が必要ですし、なるべくその犬と多くの時間を過ごせるよう特別な努力が必要です。

    また、バーニーズマウンティンドッグのような特に暑さに弱い犬を夏場の炎天下に置くようなことは絶対にいけません。小型の愛玩犬は決して外で飼うべきではありません。

  5. 犬の手入れにどれくらい時間をかけれますか?
    ロングコートの犬は毛がもつれたり毛玉にならないように、グルーミングに時間をかけなくてはいけませんが、その手間は苦にならないですか?

    または定期的に美容院に連れていく費用を払えますか?毛の手入れが楽な犬種であっても、換毛期には毛はたくさん抜けますし、どんな犬でも定期的に目や耳や爪の手入れが必要です。

  6. 犬とどんな事をしたいですか?
    大人しいカウチポテト犬を望んでいますか?良い番犬ですか?それともオビディエンス競技会、アジリティ、ハイキング、ハンティングなどの犬と楽しめる活動にどんどん参加したいのでしょうか?

    これは犬を選ぶ際に大事なことです。例えば多くの愛玩犬種はそれほどフリスビーに熱中しません。

  7. 今まで犬を飼った経験はありますか?
    これは、犬を飼った経験がないなら、やめたほうがいいという意味ではありません。どんな人でも最初は初心者です。

    しかし初めて犬を飼う人にはお勧めしたくない犬種というのもあります。もし以前に犬を飼っていたなら、その犬のどんなところが好きだったか思い起こしてみてください。これは犬を決めるのに良い助けになります。

    例えば、両親が昔飼っていた、落ち着いた態度のバセッドハウンドが大好きだったという人に、ボーダーコリーを勧めたいという人はいないでしょう。

    もし意中の犬種がすでにいくつかあるのなら、その犬種が作られた目的というのを調べることを忘れないでください。元々、ペットとしての目的で作られた犬種というのはほんの僅かです。

    ほとんどの犬種は、ハンティング、牧羊、警備などといった、ペットとしての犬には縁がないような仕事をするために作られてきました。

    もしあなたが庭をとても大事にされているなら、テリアは避けたほうが無難です。彼らは穴掘りが大好きですから。もし犬を運動させる時間があまりないというなら、ダルメシアンやポインター、レトリバー、そして多くの牧羊犬種は飼わないでおきましょう。これらの犬種は、何キロも疲れることなく走ることができるよう作られていますから、運動の要求が大きいのです。






すべての犬には個性があります

純血種にはその犬種特有の身体的特質や性格を持っています。それぞれの犬種というのは特定の作業をするために作られているからです。ですからその犬種の本来の仕事というのを心に留めておいてください。

新しく迎えたマラミュートが引っ張るのが好きだからといって驚いてはいけません。しかしまた、すべての犬には個性があるということも忘れないでください。本などに「レトリバーは良いハンティングドッグになります。」「シェパードは良い警備犬になれます」と書かれているのは、その犬種の平均的な特徴を述べているのであって、同じ犬種でも広い個体差があります。

注意深く犬を選んでください、そしてあなたが犬を譲り受けようとしている、ブリーダーや里親斡旋団体の人達に、その犬の性格について良く質問してください。

純血種であろうとMIXであろうと、完璧な犬はいないということを忘れないでください。もし、本や、ブリーダーが、その犬種には健康問題や性格の問題はありえないと述べているなら、他の人にも聞いてみてください。

すべての犬種には問題がありますし、真にその犬種の向上を願っている人達はその事を良く知っていますし、その問題を減らすためにどんな努力が行われているかを教えてくれるでしょう。

事前にいろいろと調べ、あなたが飼おうとしている犬種にはどんな問題があるのか質問しましょう。これらの事を聞いて不安になってその犬種を諦める必要はありませんが、知っておくべきことは知っておくべきです。

例えば秋田犬は美しく気品ある犬です。しかしもしこの犬種に攻撃性を持ちやすいものが多く、多くのトレーニングと注意深い扱いが必要であるという事実を知らずに飼うならトラブルが生じるかもしれません。これは秋田犬が素晴らしいペットになれないという意味ではありません。この犬種を飼うのに求められることを知っておくべきだということです。

すべての犬はトレーニングされるべきです。大型犬でも小型犬でもです。子犬のしつけ教室は、子犬に社会性と基本的マナーを身につけさせるのに有益です。そうすることによってより良いコンパニオンとなり、飼い主との絆はよりいっそう深まります。

賢いと言われる犬を飼えばトレーニングはあまり必要ないなんて思わないでください。普通、知能の高い犬ほどより多くのトレーニングを必要とします。なぜならそういう犬は悪知恵も良く働き、飼い主を困らせることがあるからです。

すべての犬はトレーニングされることやいくらかの仕事をすることを望んでいます。そして賢い犬は、それが人間から与えられないと、自分で仕事を見つけ出し、その結果家や庭が被害を受けることになるかもしれません。

初めから落ち着いていて、良くマナーが入り、静かで、忠実な犬はどこにもいません。しかし、飼い主が努力を惜しまないなら、どんな犬種でもそういう犬にすることができます。

幸運を祈ります。どうか責任ある飼い主になってください。そして新しい愛犬との暮らしをたくさん楽しんでください!